マイナポイント事業をご存じでしょうか?
マイナポイント事業とは、マイナポイントの活用により、消費の活性化、マイナンバーカードの普及促進、官民キャッシュレス決済基盤の構築を目的とする事業です。所定の方法で申請し2020年9月1日~2021年3月31日の期間中にキャッシュレス決済サービスを利用して買い物をすることで、購入額の25%、上限5,000円分のマイナポイントを取得することができます。
このマイナポイントは、決済事業者(例えばSuiCaやPayPay等)が付与するポイントの総称であり、マイナポイントという独自のポイントが存在するわけではありません。マイナポイントは、利用者が選択した決済サービス(1つのみ)のポイントとして付与されます。
つまり、ある人が取得したマイナポイントはEdyのポイントであったり、ある人が取得したマイナポイントはPayPayのポイントであったりするわけです。
利用者が選択した決済サービスを利用するたびに、その決済サービスのポイントとして25%分(10,000円の決済であれば、2,500円分のポイント)が付与されます。ただし、その上限が5,000円分であるということです。
「マイナポイント事業」のサイトです。本事業は、マイナポイントの活用により、消費の活性化、マイナンバーカードの普及促進、官民キャッシュレス決済基盤の構築を目的とする事業です。
今回の記事では、このマイナポイントとクレジットカード決済をうまく活用することで、ANAマイルを大量に取得する方法を説明します。そのANAマイル還元率は最大17.5%、最大3,500マイルを獲得できます(※1)!
※1:2020年7月25日現在のマイナポイント事業内容および利用するクレジットカードのサービス内容を前提としています
この3,500マイルという数字は、純粋なクレジットカード決済で貯めようとすると基本的に20万円以上の決済が必要ですが、それをわずか20,000円の決済で達成できるので、かなりお得と言えます。本事業の期間中に是非とも申請し、ANAマイルをゲットしましょう!
本記事の方法でマイルを貯めるには、以下のものが必要となります。
ANA VISAカード(三井住友カード)
このクレジットカードは、クレジットカード決済でマイルを貯めている、いわゆる丘マイラーの方々の多くが使っているカードかと思いますが、今回のANAマイル取得にはこちらが必須となります(別途、こちらのクレジットカード取得についての記事も作成します!)。
それでは、マイナポイントを活用してANAマイルを取得する手順を説明します。手順としては、大きく以下のとおりです。
- 【手順1】マイナンバーカードを取得する
- 【手順2】マイナポイントを予約する
- 【手順3】マイナポイントを申し込む
- 【手順4】ANA VISAカードを利用して20,000円分の買い物をする
以降で、各手順について詳しく説明します。
【手順1】マイナンバーカードを取得する
マイナンバーカードはお持ちでしょうか?
マイナンバーカードとは、以下のようなカードです。
お持ちでない方は、まずこちらを取得する必要があります。
(すでにお持ちの方は手順2に進んでください)
申請方法としては、以下のマイナンバーカード交付申請書があるかないかで実施方法が変わります。
■マイナンバーカード交付申請書がある場合
マイナンバーカードの申請方法はいくつかありますが、事前にスマホで顔写真を撮影し、上記交付申請書のQRコードをスマホで読み取り申請を行う方法が簡単でおすすめです!
■マイナンバーカード交付申請書がない場合
マイナンバーカードの申請の前に、まず上記の交付申請書を入手する必要があります。以下のマイナポイント事業サイトで交付申請書(PDF)をダウンロードし印刷するか、お住まいの市区町村窓口で交付申請書を発行の上、申請を行ってください。
マイナポイント事業サイトの「マイナンバーカードの取得方法」のページです。マイナンバーカードを取得するにあたって必要な情報をご案内します。
いずれの方法も上記のマイナポイント事業サイトに手順の詳細がありますので、参照いただき申請を実施してください。取得までの期間は、申請からおよそ1か月程度みる必要があるため、お早めに申請されることをおすすめします!
【手順2】マイナポイントを予約する
次に、マイナポイントを予約します。
予約にあたり、以下のものが必要となりますので、ご用意ください。
① マイナンバーカード
② マイナンバーカードの申請時or受取時に設定したパスワード(数字4桁)
ここでは、みなさまのスマホ・PC環境に合わせた3つの予約方法をご紹介します。
(1)マイナポイントアプリ対応スマートフォンをお持ちの場合
マイナポイントアプリ対応スマートフォン(NFC対応スマートフォン)をお持ちの場合は、マイナポイントアプリをスマホにインストールし、アプリから予約する方法が簡単でおすすめです!
お持ちのスマホがマイナポイントアプリ対応スマートフォンかどうかは、以下サイトで確認することができます。
マイナポイント事業サイトの「マイナポイントアプリ対応スマートフォン一覧」のページです。
お持ちのスマホがマイナポイントアプリ対応スマートフォンであることが確認できたら、以下のサイトでマイナポイントアプリをインストールしましょう。その後のアプリからの申請方法は以下のサイトでわかりやすく説明してくれていますので、それに従ってマイナポイントの予約完了(マイキーIDの発行)まで進めてください。なお、次の【手順3】で説明する「マイナポイントの申込み」については、三井住友カードが受付を開始していないため(2020年9月1日開始予定)、まだ実施できませんのでご注意ください。
マイナポイント事業サイトの「マイナポイントの予約・申込方法」のページです。マイナポイントの予約(マイキ-IDの登録)をするにあたって必要な情報をご案内します。
(2)Windows PC & NFC対応リーダ・ライタをお持ちの場合
NFC対応スマートフォンは持っていないけれど、Windows PCとNFC対応リーダ・ライタ(PaSoRi等)は持っている(もしくはこれから買う予定)、という方は、PCから予約しましょう。
私はSONY製のPaSoRi(RC-S380)を持っていたので、この方法で実施しました。2,000円前後で購入できます。
マイナンバーカードと共にこのPaSoRiを持っていると、確定申告も家で行なえるので、たいへん便利です!特に、コロナの影響を気にする今のご時世にはもってこいですよね。
上記環境が準備できていましたら、以下のサイトに従ってマイナポイントの予約完了(マイキーIDの発行)まで進めます。なお、次の【手順3】で説明する「マイナポイントの申込み」については、三井住友カードが受付を開始していないため(2020年9月1日開始予定)、まだ実施できませんのでご注意ください。
マイナポイント事業サイトの「マイナポイントの予約・申込方法」のページです。マイナポイントの予約(マイキ-IDの登録)をするにあたって必要な情報をご案内します。
なお、上記サイト中の手順が若干わかりにくい部分がありますので、以下で簡易手順を補足します。
まず、マイキーID作成・登録準備ソフトのインストールが必要です。下図サイト上で少し下に移動し、インストールボタンをクリックします。
次に、下図サイトの2.の部分をクリックし、ソフトをインストールします。
また、PCでお使いのブラウザがインターネットエクスプローラーではなくChromeもしくはEdgeの場合は、3.の部分をクリックし、記載の説明に従って必要な拡張機能を追加します。
最後に、[マイナポイントの予約]ボタンをクリックし、マイナポイントの予約完了(マイキーIDの発行)まで進めます。
(3)上記(1),(2)いずれもお持ちでない場合
自宅からは予約ができないため、コンビニなどに設置されている支援端末でマイナポイントの予約を実施します。ご自宅近くの支援端末と、予約方法は以下のサイトで確認できます。
マイナポイント事業サイトの「マイナポイント手続スポット」のページです。
なお、こちらの方法だと、上記サイトを見る限り、本【手順2】と次で説明する【手順3】の内容を同時に実施することになるようです。しかしながら、【手順3】で記載のとおり、三井住友カードの申込みは2020年9月1日受付開始ですので、【手順2】【手順3】共に9月1日まで待ってから実施しましょう。
【手順3】(2020年9月1日以降に実施)
マイナポイントの申込みでキャッシュレス決済サービス”三井住友カード”を選択
手順2まで作業が終わり、2020年9月1日以降になりましたら、三井住友カードのマイナポイント申込み受付が開始しますので、【手順2】で参照した以下のサイトを参照し、マイナポイントの申込み以降の手順を行い「三井住友カード」を決済サービスとして選択・登録します。
マイナポイント事業サイトの「マイナポイントの予約・申込方法」のページです。マイナポイントの予約(マイキ-IDの登録)をするにあたって必要な情報をご案内します。
【2020/9/2追記】
三井住友カードのマイナポイント申込み受付が開始しました。上記サイトで実際に申込みを実施してみましたので、その手順を解説します。まず、以下のサイトにアクセスします。
マイナポイントの予約・申込を行うサイトです。マイナンバーカードを取得して、マイナポイントを予約・申込すると、選択したキャッシュレス決済サービスのチャージまたは購入に対して、付与率25%・上限5000円分のポイントがもらえます。
すでにマイナポイントの予約は済んでいるため、以下をクリックしてマイナポイントの申込に進みます。
以前とサイト仕様が変わったのか、Google Chromeブラウザでアクセスできなくなっていましたが、解決方法に記載されている「ブラウザ拡張機能」をChromeに追加することで解消し、次の画面に進めることができました。
マイナポイントの申込みに進みます。
決済サービス区分でクレジットカードにチェックを入れ、「三井住友」のキーワードで検索すると、三井住友カード Vポイントの決済サービスが表示されますので、選択します。
記載のとおり、決済サービスID・セキュリティコード1・セキュリティコード2欄に、お手持ちの三井住友カードのVpassID・パスワード、生年月日情報をそれぞれ入力し、確認をクリックします。
あとは順に進めていけば、申込みを完了できます!
TIPS:家族全員でマイナポイントを申込み可能?
ところで、このマイナポイントは、同一生計内で1人のみ申込み可といった制約はなく、家族全員がそれぞれ申込むことが可能です。
例えば、お父さん、お母さん、子供2人の4人家族の場合は、最大で
4人 × 5,000 = 20,000ポイント
を取得することが可能です。
マイナポイントの申込みに同一生計内で1人という制約はなし。家族全員がそれぞれ申請することが可能。
ただし、2点の注意点があります。
注意点
1.本人名義のキャッシュレス決済サービスで申し込む必要がある(例外あり)
マイナポイントは、本人名義のキャッシュレス決済サービスをポイント付与対象として申し込む必要があります。つまり、お父さん名義のキャッシュレス決済サービスでお母さん分のマイナポイント申込み、といったことはできません。
ただし、15歳未満の未成年者は、法定代理人名義のキャッシュレス決済サービスをポイント付与対象として申し込むことが可能です。つまり、お子さまがキャッシュレス決済サービスを利用していない場合も、お父さんのキャッシュレス決済サービスで申し込むといったことが可能ということです。
2.同じキャッシュレス決済サービスに複数人のマイナポイントを合算して付与することはできない
前述のとおり、15歳未満の未成年者のマイナポイントは法定代理人名義のキャッシュレス決済サービスをポイント付与対象として申し込むことが可能ですが、同じキャッシュレス決済サービスで複数人のマイナポイントの申し込みを行えないという制約があります。そのため、法定代理人分と未成年者分を法定代理人名義のキャッシュレス決済サービスで申し込む場合、それぞれ法定代理人名義の異なるキャッシュレス決済サービスを選択する必要があります。
法定代理人が複数のキャッシュレス決済を利用している場合は、もれなくお子さま分のマイナポイント申請を実施することが可能ですので、お子さま分のマイナンバーカード申請がご面倒でなければ、ぜひとも家族全員分を申請しましょう!
【手順4】(2020年9月1日~2021年3月31日の期間中)三井住友カードを利用して20,000円分の買い物をする
これでマイナポイントの申請準備はすべて完了です。
ここまで準備できましたら、いよいよキャッシュレス決済サービスを利用します。
期間中に三井住友カードで20,000円分の買い物をしましょう。
すると、後々に三井住友カードのVポイント(通常ポイント)が5,000ポイント付与されます。
このVポイントは、三井住友カードのWebサイトで1ポイントあたり0.6マイルに変換できますが、JQセゾンルート(別途説明用の記事作成予定)と呼ばれるポイント交換ルートを利用することで、1ポイントあたり0.7マイルに変換することが可能です。
すなわち、
20,000円決済 5,000Vポイント 3,500マイル
という大量のANAマイルが取得でき、そのANAマイル還元率は最大で
3,500 ÷ 20,000 = 17.5%
ということになります!
通常のクレジットカード決済でのANAマイル還元率は最大でも
2%強
が相場なので、この還元率は圧倒的といえます。
上限が5,000ポイントという点をふまえても、是非とも活用すべきと言えます。
三井住友カードのキャンペーンについて
なお、この三井住友カードは、マイナポイントとして申込みを行った利用者に対し、抽選で100名にVポイントをさらに10,000ポイントプレゼントするというキャンペーンを行うようです。ただし、キャンペーン期間は、2020年9月1日(火)~9月30日(水)と短いので、9月の三井住友カードの申込み受付開始後、速やかに申し込むのがベターです。
もしこの10,000ポイントが当選すれば、そのANAマイル還元率は最大52.5%!
・・・そううまくはいかないかもしれませんが^^;
でも期待はしたいところですね!